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特定非営利活動法人みんとけあ 統括施設長

中島 めぐみ

ー入社までの経緯を教えてください

高校を卒業してからパートやアルバイトの経験しかなく、飽きっぽい性格で忍耐力もなかったため、仕事も転々として長続きしませんでした。

ちょうど無職の時に、仲の良い友達が資格を取りに学校に通うと聞き、とても退屈していたので、私も一緒に行くことにしました。

 

医療事務の資格取得のための学校だったのですが、行ってみたら介護請求事務と調剤請求事務の資格もセット(おまけ)で取得することができました。

 

それまでは「介護」という仕事に全く関心はなく、自分とも一生関わりがないと思っていましたが、介護の授業だけとても面白く感じたので、クラスメイトが病院や薬局で就職するなか、私は介護の会社で働くことを選択しました。

ー入社を決意した「決め手」は何でしたか?

介護の求人に絞って就職先を探しましたが、介護職員の求人ばかりで、介護事務の求人は2社しかありませんでした。

『選択肢が少ないなー』とは思いつつ、2択しかないことも私の運命だろうと感じ、最終的には社員数が少ない方を選びました。理由は、とんでもなく人見知り、かつ人嫌いだったので、できるだけ関わる人が少ない方が良かったからです。

求人票には、面接担当者が「理事長」と記載されていて、偉い人に会うのはとても緊張したのですが、現れたのはラフな格好(作業着)の男の人でした。

『理事長となると忙しすぎて用務員さんに代役を依頼したのかな?・・』と思いつつ面接を受けたのですが、用務員さんは終始不愛想で、必要最小限の会話しかなく、私に全く興味がないように感じました。

 

その後のパソコン試験でも、時間がかかりすぎていることをストレートに、そして相変わらず不愛想に指摘されました。

 

『あの用務員は今頃、理事長に電話して「不採用」って伝えているのだろうな・・』と思いながら帰宅したのを覚えています。

 

採用の連絡を頂いた時、私は用務員さんのことが多少気がかりでしたが、採用して頂けることが嬉しかったですし、面接場所だった事務所の雰囲気も良かったので、入社を決めました。

 

入社して数日後、用務員さんが事務所に現れた時、誰かが「社長」と呼んでいて、とんでもなく衝撃を受けましたが、仕事を教わるうちに、初対面のイメージはすぐに払拭されました。

 

常に自然体で、全く気取らず飾らない方なため初対面ではとても誤解されやすいと思います。本当は庶民的で偉ぶらず、人情味のある優しい方なので、今では尊敬しています。

ちなみに、現在は面接の担当は交代していますのでご安心ください(笑)

ー現場に入って戸惑ったことや失敗したこと、大変だったことはありますか?

入社前は、毎月請求の時期がきたらレセプトを作成して、残りの日は掃除やお茶くみとかの簡単な作業をしながらのんびり働けると思っていました。

入社してみると、想像していたのとはまるで違う複雑な事務作業だったので、ものすごく戸惑いました。

 

失敗はとんでもない数のため書ききれませんが、最初の頃は指導を受けても反論し、生意気で反抗的な態度を繰り返していたため、よく叱られていました。そのたびに、事務所の地下室にたてこもって泣きわめいたり、仕事を投げ出して家に帰ってみたり・・・と、いま振り返ると、我ながらとんでもない問題児だったのに、よく辛抱して諦めずに育ててくれたと思います。

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ーどのような同僚、部下が多いですか?

個性的な職員が多いです!!日々刺激を受けています。

ー部下育成についてどうお考えですか?
また、部下育成に際して喜びと苦労を教えてください。

職員は一人ひとり、価値観や持っている能力・経験・性格などが違うので、個別性のある育成が必要だと考えています。

最近の取組としては、これまで「施設長・施設長代理・主任」の組織体制でしたが、「副主任」を新たに設定したことで現場の職員から2名が役職に就きました。

 

理由の1つに、職員がキャリアアップを目指した時に、定員が限られているという理由で諦めてほしくなかったという思いがあります。

在職している職員も、これから入社する職員も、希望すればステップアップできる道筋を作り、そのための応援をしたいと思っています。

また、副主任は現場に1番近い役職者として、介護職員の意見を収集したり、状況を把握したりする役割ももちますので、職員育成の面でも大変重要な立場になると考えています。

 

私は、現場の職員に直接指導するよりは、役職者に対して指導する場面の方が多く、時に厳しいことも言いますし、あえて高い目標を設定することもあります。

 

そんな中でも頑張って応えてくれる姿は、私の励みにもなりますし、苦手なことにチャレンジしたり、資格を取得するため熱心に勉強したりしている職員が目標を達成できた時には、大きな喜びを感じます。

苦労とまではいきませんが、通常業務を優先してしまい、職員育成のための時間を作ることがなかなか大変です。これまでは、コミュニケーション不足も課題でしたが、今年から人事評価制度を導入したことで、職員と面談する機会が必然的に増えました。面談では、互いに成長過程を把握し共有できるため、育成の面でも大変役立っています。

ー部下と接する上で意識していることは何ですか?

近寄りがたい雰囲気があるとよく言われるので、笑顔を意識して、自分からも率先して職員に声をかけるようにしています。

また、普段より「遠慮せず何でも相談して」と皆に伝えていますので、職員から相談や報告があった時は、些細なことであっても時間を作り、できるだけ迅速な対応をするように心がけています。

ーお客様と接する上で意識していることは何ですか?

利用者さん一人一人、好まれる距離感が違うため、コミュニケーションの際の言葉遣いやスピード、声の高さなど利用者さんによって変えることを意識して接しています。

 

また、遠慮して言いたいことが言えない利用者さんもいらっしゃるので、そのような方にはお話の中や表情から、それとなく体調が悪くないか、困っていることがないかなど特に気にかけて把握するようにしています。

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ー仕事で嬉しかったことは何ですか?

自分がこんなに長く1か所に勤めることが出来ると思っていなかったので、勤続年数が更新されるたび、よく頑張ったものだなーと毎年嬉しくなります。

 

利用者さんに満面の笑顔で「会いたかったよー」と言ってもらえた時や、『ご家族アンケート』の中で、施設や職員にお褒めの言葉を書いて頂けた時も、とても嬉しいです。

ー働き始めて、私生活にも変化がありましたか?

入社した頃は身体が弱く、しょっちゅう風邪をひいていました。

当時は事務員が私1人だったので、仕事を休むことで同僚に迷惑をかけないよう、私生活でも健康に気を付けるようになりました。

自分に合った食事や睡眠を心がけて、今ではめったに体調を崩さなくなりました。

ー休日はどんな風に過ごしていますか?趣味や特技など。

コロナになって、友達とも会えないので、家で過ごすことが多くなりましたが、週に1回、日帰り温泉に行くことをささやかな楽しみにしています。

 

最近の趣味は、今更ながらですが「道の駅スタンプラリー」で、特技は大食いです。満腹中枢が故障しているようです。

ー目標や将来の夢などはありますか? 

後継者を育成し、自分は他の業務をしてみたいです。

 

これまで「みんとけあ」にたくさんお世話になったので、今度は私が法人を助けることができるようスペシャルな人材になるのが夢であり目標です。

ーあなたにとって今の会社は、どんな魅力のある会社ですか?

入社してからずっと感じていることですが、職員のことを第一に考えてくれます。そこまで親切にしなくても・・と思ったことも何度かありました。

 

また、自分自身も温情に救われた1人だと思っています。

 

頑張る職員に対しては、家族のように大切に考えてくれる法人です。

ーこれから入ってくる仲間にひとこと

私は11年前、パートの事務員として無資格・未経験で入社しましたが、ヘルパー2級・介護福祉士・介護支援専門員の資格を取得して、現在は管理者として勤務しています。

実体験として、未経験でスタートしても、やる気と頑張りがあれば確実にキャリアアップができると断言します。

また、現場で頑張りたい職員についても、他社に負けない給与とキャリアアップの体制を整備しています。

 

一緒に頑張ってくれる仲間を募集していますので、ぜひ応募してください!!新しい仲間と働けることを楽しみにしています。

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私たちと、一緒に働いてみませんか?

私たちは、あなたを待っています。
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